基本的な作り方

★必要物品★

 

 

  • 牛乳(成分無調整)500mlパック

  • 蓋付きの熱湯消毒できる容器   

牛乳パックは株分けの時に使っています

←普段作るのは、こちらでお勧めします

  • タネとなるヨーグルト

真ん中の一番出来のいいところ

  • スプーン
ヨーグルトをすくう物・マドラー
  • ティシュペーパー2枚
    キッチンペーパーでも良い
    (牛乳パックの場合)

仕込み時の、呼吸が出来る蓋の役割・埃や雑菌混入防止ガーゼなどでも良いが、ディスポのほうが衛生的
(蓋としては、ラップだけで良いが牛乳パックでは滑ってしまうので、テッシュが下にあった方が扱いやすいでしょう)

  • 蓋、ラップなど(追加情報)
テッシュの蓋だけでは、雑菌混入防止は不十分なのでラップ更に蓋をする。
(牛乳パックの場合)

蓋付き容器を使用の場合は蓋をする。
  • 輪ゴム

ティシュペーパー、ラップをとめる役割です

  • 泡だて器(追加情報)
これで、泡立つくらい良く混ぜると出来上がりの表面がピカピカに仕上がります。
魔法の1品です。

★ 作り方 ★

  1. タネとなるヨーグルトは、冷蔵庫に密封して保存しておいた物を使います。
    〜できたてのヨーグルトを冷蔵しないでそのままタネとして使うのはなるべく止めましょう。〜

1図3図

  1. スプーン(製造に容器を使う場合は容器も)を良く洗い、できれば熱湯消毒をしましょう。
  1. 牛乳パックを開き、500mlの牛乳に対して、タネをスプーンで4〜6杯たっぷり入れます。
    深さにしてだいたい3〜4cmくらい。タネを多めにすると早くできます。
    その分の牛乳はあらかじめ除いておいてください。そうしないとあふれちゃいますよ

    容器に作る場合は、タネを入れて牛乳を注ぎます。

※これは、だいたい1:5の割合で作る分量です。これでも上手く作れますが、
種の量が多すぎる場合、カスピに必要な栄養(牛乳成分?)が
不足してヨーグルトが緩くなるし、少なすぎると雑菌が繁殖するおそれがあります。
カスピと牛乳の比率は1:10がベストだそうです。
〜メロディさんより〜

  1. スプーンで良く混ぜます。
    又、牛乳パックでは、蓋をきちんと閉めてシェイクしてもよい。
    (混ぜる時、泡だて器で泡が立つくらいよ〜く混ぜてみて下さい。
    出来上がりの表面がピカピカに仕上がります。しかも元気になります。驚きですよ!)

4図5図

  1. ティシュペーパー2枚又は、キッチンペーパーその上にラップで蓋をして輪ゴムで
    止めます。(牛乳パックの場合)
    瓶などで作るときは、蓋のネジを緩めた状態で大丈夫です。
    蓋のない容器で作るときは、ラップを軽くかぶせると良いです。
    (5図の写真では瓶もテッシュで蓋をしていますが、容器専用の蓋を閉めてください)

※カスピメーカーでは密閉した状態でカスピを発酵させますが、連続的に密閉発酵しても
菌の数が減ったりすることはないという専門機関による調査の結果が出ています。
完全密閉でも問題はありません。

  1. 室温20〜30℃の部屋に夏場は5〜6時間、冬場は10〜16時間くらいで、ヨーグルトらしく固まっていたら完成です。
    出来上がるまでは、揺すったり何度もかき混ぜたりしてはいけません。
    固まり悪くなりますよ。気になるならば、時々覗くくらいにしてね。
  1. 出来上がったらすぐに冷蔵庫に入れましょう。冷やしてから食べたら美味しいですよ。
    真ん中の一番良い所は次のタネとして取っておきましょう。
    食べる為に取り分けする時に、そのままタネを取り、新しく仕込んでしまう方が、
    タネを別容器にとっておくよりも衛生面から考えて良いと思われます。
    (2アクションよりも、1アクションの方が、雑菌混入率を下げれるということです。)
  1. 食用にする分も、タネとする分も蓋をして容器に保存した状態で冷蔵庫に保存
    (野菜室が理想)しておいて下さい。
    10℃以下では、菌の活動は休止状態(冬眠)にあります。
    蓋をしても菌が死んでしまう事はありません。
    蓋をする事で、雑菌の混入を防ぐことが出来、冷蔵庫の臭い移りも防ぐことが出来ます。

    〜直射日光・ストーブの前・コタツの中はダメ。乾燥に弱い。暑すぎるのもダメみたいです。
※以前は、蓋をしないで仕込み・保存するとしていましたが、蓋をしても問題ないことがわかり、蓋をしないことによるデメリット(雑菌の混入)蓋をする事でのメリット(雑菌混入・臭い移り予防)が、証明されたので、一部変更いたしました。

※牛乳パックのまま発酵する方法は、フジッコの公式サイトではおすすめできない
作り方として紹介しております。
理由として、注ぎ口に雑菌が付着しやすい・中身が確認できない・蓋が出来ないので
雑菌が入りやすい・その為保存にも不向きと言うことです。

確かにその通りだと思いますが、ケフィア販売元は牛乳パックでの作り方で紹介されています。牛乳パック用のヨーグルトメーカーもあります。
蓋の仕方をしっかり行ったり(専用の蓋もあるようです)、密閉容器で保存している場合
より短期間(長くても3〜4日くらいまで)で消化する場合ならば、それほど神経質に問題化しなくても良いのではないかと思われます。
もちろん、衛生面での扱いには十分に注意をお願いします。

今後も、手渡しの株分けの場合は、
牛乳パックと巻きつけタイプの発酵器で作ったものをお譲りしたいと思います。

 

★ 保存期間 ★

適切な保存方法であれば、1ヶ月は持つと言われています。

食用としては、だいたい長くても10日くらいで消化するくらいが良いのではないでしょうか。

(酸味が増していくのと衛生面を考慮して)

失敗しないように2〜3個別に作り置きしたり、周りの方にお分けするのも手です。

又、冷凍保存も効きます。この場合、自然に溶かしたヨーグルト(分離します)をタネに

牛乳を少なめにして入れる事で再生できます。詳しくはこちら

普通に作るよりは、時間がかかるようですが、出来上がりは上々です。

★出来上がり状態について★

その時々の環境や温度湿度の変化により、出来具合はさまざまです。

酸素を好む菌が入ったヨーグルトは、時間がたつと薄黄色い膜ができたり、

薄黄色の清乳(表面に沸く液体のもの)が出来ることがあります。

又、酵母が含まれているヨーグルトは、つぶつぶしたダマや、気泡が出来ることがあります。

どちらも異常ではありません。これ以外の変色、異臭がある時は危険かも。

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