カスピちゃん実験室

≪その6≫
密閉式発酵器カスピメーカーを使って
安定した元気なカスピちゃんが出来るって本当?

 

牛乳パック巻きつけタイプの発酵器(加温器)発見に続き、

今度は、カスピ海ヨーグルト専用のヨーグルトメーカーが発売になりました。

普通のヨーグルトメーカーでは、温度が40〜50℃に設定してあるので、

発酵適温が20〜30℃のカスピちゃんには温度が高すぎて、菌が死んでしまいます。

カスピメーカーは発酵適温28℃に保つ事が出来ます。

(※カスピメーカーで普通のヨーグルトは作ることが出来ません)

詳しくはカスピちゃん用発酵器(加温器)の紹介で御紹介しています。

頂いたカスピメーカーで、カスピママが実際に試してみました〜!

ありのままを報告しま〜す!

 

カスピメーカー 使用する 使用しない

分量

牛乳500mlにタネ大さじ4杯

牛乳500mlにタネ大さじ4杯

容器

専用プラスチック容器 専用プラスチック容器

気温

暖かい場所で、24〜26℃ 同時スタート

固まり時間

3時間くらいで固まり始めの兆候が
見え始め6〜8時間で固まる

★★★★★★

4時間くらいで固まり始めの兆候が
見え始め7〜9時間で固まる
★★★★★☆

見た目

表面がピカピカ輝いているが、
瑞々しさはなく、良く固まっている
という感じ
発酵時間を多く置くとホエーがわいている
ことがある

★★★★★☆

瑞々しく表面がピカピカ輝いている

★★★★★☆

固まり具合
*
(完成から1日
冷蔵した物)

表面のすぐ下からトロ〜リ!
スプーンですくうと、そのまま穴が開くほど
固まっている。
固まりすぎて伸びが、わからないほど!
混ぜ混ぜしたら、いつもの伸びになる。
プルプル感は、ポテポテした感じで、
特濃加工乳で試してみた時に似ている。
★★★★★★
表面のすぐ下からトロ〜リ!
固まってはいるが、スプーンですくうと、
伸びは良いが、比べてみると全体に
プルプル感も含めて若干だが緩めの
トロ〜リな出来具合。
★★★☆☆☆

カスピメーカーを使わなかった物と
比べると、若干酸味があるかな、という感じ
はするが、気になるほどの物ではない。
(味は好みがあるので

つけません)
緩めではあるが、いつも通りの味ですよ!
美味しいです。

★評価はあくまでもカスピママの独断です。星3つが平均的いつも通り(普通に作った時)としています。

★まとめ・感想★

  • 今回は、あえて暖かい場所で作ってみた。
    固まり時間はほとんど変わりが無かったが、固まり具合はやはりカスピメーカーを使った方が
    しっかり固まっていた感じがする。
  • カスピメーカーを使った方は、短時間にしっかり発酵したという感じ。
    しっかり発酵したというのが、あの、固まり方にあるのではないだろうか。
  • 今回は、しっかり固まってから発酵器(加温器)のスイッチを切った。
    しかし、ヨーグルトは、28℃に温まっているのでそれから少し放置してから冷蔵庫に入れた。
    余熱があるので、少し早めにスイッチを切っても良いのではないだろうか。
    電気代の節約にもなるしね!
  • あまり長くかけすぎると、ホエーがわきやすい様です。
    これは、斑なく均等にしっかり発酵しているためと思われます。
    (ホエーは、ビタミン・ミネラルが豊富で大変栄養価の高いものです。安心して一緒に食べて
    くださいね)
  • ホエーがきになるようなら、ホエーがわく前に少し早めにスイッチを切って続きの発酵は
    常温で試してみてください。
  • 容器が2つもあるし、800mlまで作ることが出来て作り回しにはとっても便利。
    容器には蓋・取っ手も付いていて保存も衛生的で使いやすい。
  • 容器はプラスチック製(ポリプロピレン)で、耐熱温度は120℃なので、熱湯消毒は可能。
    電子レンジ対応かどうかは不明です。
    プラスチック製なので細かい傷がついていくと思うので、雑菌対策としての熱湯消毒は必要
    と思われます。
  • 容器の大きさと、家で愛用していたウサチャンのガラスボトルの大きさがほぼ一緒だったので
    プラスチック容器の変わりにガラスボトルをセットしていたところ、良く出来ました。
    家では、専用容器とガラスボトルの3つで作り回ししています。
    (ガラスボトルだと、何故かホエーがわきずらい様です。いつも表面が綺麗です)
  • ※今回はこのような結果であったが、環境や量の違いで、また変わるかもしれません。
    あくまでも、一つの事例として見てください。

**密閉して発酵することについて**

カスピメーカーで作る時、密閉して作るようになっていることで、
  ・菌が死んでしまうのではないか
  ・上手く出来ないんじゃないか
  ・菌が変わってしまうのではないか
などなど、問題があるのではないか、と心配で購入を見合わせていた方もいるかと思います。

そもそも、カスピ海ヨーグルトが世の中に出回り始めた時の基本情報は、仕込み・保存は密閉
してはいけないというものでした。
この事は、カスピ海ヨーグルトに含まれているアセトバクター菌が好気性のため酸素がないと
増殖できないからでした。

しかし、カスピ海ヨーグルトが有名になってきて、各専門機関でいろいろな研究調査が進む中で、
見解が変わってきたようです。(詳しくはそれが知りたい!Q&A参照)

今まで、数回までの密閉して作っても問題なし。という、専門機関での分析結果はありましたが、
連続密閉仕込みの報告はありませんでした。
(もちろん、いろいろなデータに基づきタニカさんでも実験し問題がないという証明の上で
自信を持ってカスピメーカーは発売になっているわけですが)

今回、タニカ電気さんのBBSにmovie2001さんから投稿がありましたのでご紹介します。

スタート菌は凍結乾燥菌で、カスピメーカーで500cc(無調整牛乳)をほぼ1カ月間続けた
ものを検査。専門家に分析を依頼。
その結果、普通の容器で室温発酵させたものと変わらない数の菌が確認できたとのこと。
アセトバクター菌も問題なく増殖していたようです。
※注意:すべての環境でうまくいくとは限らないとは思いますが(人から株分けされたものは
菌の数が少ないものもあるみたいなので)

それから、カスピメーカーでヨーグルトが出来上がったら、一度容器の蓋を空けてガス抜きを
することでも効果が出て、気泡などの原因もアセトバクター菌に関係するのではと報告書
には書いてありましたが、このことも含めて継続して調査してもらう予定です。


とことでした。

これで、密閉問題は解決ですね。安心してカスピメーカーで作れることが証明できたわけですね。

家でも、カスピメーカーを頂いてから作り続けていますが、とても良いものが出来ていますよ!

もしも、それでも気になるのならば
*容器に遊びを多くとるように作る。(800ml出来るが、500mlくらいにするとか)
*時々、蓋を開けて換気する。
*ネジ式の蓋を緩める。
など、工夫してみるのも良いかもしれませんね。

提供してくださったタニカ電器さんありがとうござました!

カスピメーカーのご注文は、
からどうぞ。

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