カスピちゃん実験室

≪その4≫
牛乳パック巻きつけタイプの発酵器(加温器)を使うと、
安定した元気なカスピちゃんが出来るって本当?

 

冬の時期、寒くてカスピちゃんが上手く固まらない、安定して作る事が出来ない

何か良い方法はないものかと、お悩みの方も多いかと思います。

普通のヨーグルトメーカーでは、温度が40〜50℃に設定してあるので、

発酵適温が20〜30℃のカスピちゃんには温度が高すぎて、菌が死んでしまいます。

そこで!カスピママは見つけました!

カスピちゃん用に作られたものではないのですが、

カスピ海ヨーグルトと同じ、コーカサス地方が発祥の地で、

発酵温度も同じ20〜30℃のケフィアヨーグルト用の

牛乳パック巻きつけタイプの発酵器(加温器)です。発酵適温25℃に保つ事が出来ます。

詳しくはカスピちゃん用発酵器(加温器)の紹介で御紹介しています。

頂いた発酵器(加温器)で、カスピママが実際に試してみました〜!

ありのままを報告しま〜す!

 

カスピ海ヨーグルトは、表面にアセトバクターが繁殖し、牛乳内部が嫌気状態になってから
クレモリス菌が繁殖すると言うことですから、1リットルでは容積に比べ表面積が少ないので
うまくないかもしれませんね(やってみなければわかりませんが・・・
というアドバイスを発酵器を送ってくださったときに、中垣さん(ケフィアサポーター)から頂きました。
それで、今回は500mlで作ってみました。
発酵器(加温器)
発酵器・くるみちゃん
ケフィアサポーターは
同等品です
使用する 使用しない

分量

牛乳500mlにタネ大さじ4杯

牛乳500mlにタネ大さじ4杯

容器

牛乳パック 牛乳パック

気温

寒い場所で、13〜16℃ 同時スタート

固まり時間

3時間くらいで固まり始めの兆候が
見え始め6〜7時間で固まる

★★★★★★

発酵器(加温器)の方が固まった時点で、
まだ牛乳のまま。
9〜10時間くらいで固まり始めの兆候
が見え始め13〜14時間で固まる
★★☆☆☆☆

見た目

表面がピカピカ輝いているが、
(活性化後で最近出来が良い)
瑞々しさはなく、良く固まっている
という感じ

★★★★★☆

瑞々しく表面がピカピカ輝いている
(活性化後で最近出来が良い)

★★★★★☆

固まり具合
*
(完成から1日
冷蔵した物)

表面のすぐ下からトロ〜リ!
スプーンですくうと、そのまま穴が開くほど
固まっている。
固まりすぎて伸びが、わからないほど!
混ぜ混ぜしたら、いつもの伸びになる。
プルプル感は、ポテポテした感じで、
特濃加工乳で試してみた時に似ている。
★★★★★★
表面のすぐ下からトロトロ〜リ!
固まってはいたが、スプーンですくうと、
伸びは良いが、全体にプルプル感も含めて
緩めのトロトロ〜リな出来具合。
★★☆☆☆☆

発酵器(加温器)を使わなかった物と
比べると、若干酸味があるかな、という感じ
はするが、気になるほどの物ではない。
(味は好みがあるので

つけません)
緩めではあるが、いつも通りの味ですよ!
美味しいです。

★評価はあくまでもカスピママの独断です。星3つが平均的いつも通りとしています。

★まとめ・感想★

  • 発酵器(加温器)を使った方は、外気温が低くても固まる時間が早かった。
    夏の仕込み時間に近いものがあった。
  • 寒い場所で、何も使わない場合では、半日以上の時間がかかる。
    今回は、13〜14時間で見た目固まったと思ったが、中はまだ緩めであった。
    低温下では、発酵時間も遅いので、見た目固まっていても、もう少し放置時間を長く取った
    方が良いのかもしれない。
  • いつもは、ガラス瓶より、牛乳パックで作った時の方が、時間がかかるし、全体的にムラが
    見られることがあったが、発酵器(加温器)を使った物は、全体にムラなく均一に固まっていた。
  • 発酵器(加温器)を使った方は、短時間にしっかり発酵したという感じ。
    しっかり発酵したというのが、あの、固まり方にあるのではないだろうか。
  • 今回は、しっかり固まってから発酵器(加温器)のスイッチを切った。
    しかし、ヨーグルトは、25℃に温まっているのでそれから少し放置してから冷蔵庫に入れた。
    余熱があるので、少し早めにスイッチを切っても良いのではないだろうか。
    電気代の節約にもなるしね!
  • この発酵器(加温器)は、牛乳パック(500ml・1000ml)巻きつけタイプではあるが、
    ふだん、ガラス瓶などで作っている方は、ガラス瓶が牛乳パックと同じくらいの大きさだったら
    マジックテープ式なので巻きつけられるかもしれません。(保障は出来ませんよ)
    本当は、衛生面で考えると、牛乳パックで作るのが一番だと思います。

    ※直径10cmのガラスボトル(愛用品)で発酵器を巻きつけて、ゴムバンドで止めて作って
    みましたが、発酵器の当たらない部分が少しあったのですが、ムラなく固まりましたよ。
  • ※今回はこのような結果であったが、環境や量の違いで、また変わるかもしれません。
    あくまでも、一つの事例として見てください。

【発酵器(加温器)使用者からの投稿アドバイス情報】

★いつもは12時間で確認して、出来ていました。先日9時間ほど放置して確認したら3分の1ほど
液体状態で固まっていませんでした。
夏場よりは、やはり時間をかけて作るほうが良いと思います。
〜くーるるさんより

この件の追加情報です。
「ちゃんと固まらず一部牛乳状態だったことがありました」とコメントしましたが、原因がわかりました。
私の牛乳パックへの巻いた位置に問題があったようです。
使い始めのころはずっと牛乳パックの中間ぐらいの位置でセットしていました。
その時は2度ほど、一部牛乳状態の時がありました。
そこで今度は牛乳パックの下に巻きつけてセットしてみたら、ちゃんと固まっていたんですよ〜
加温器の丈が牛乳パックより短いので、上部は少し緩めでしたが
液体状になることはありませんでした。
〜くーるるさんより

★夜8〜9時にセットして、翌朝7時には、 ぷりぷりもちもちのヨーグルトが出来上がってます。 
(横浜在住。暖房は入れてません) 
※(牛乳1リットル−種の分量)+種100〜200cc 牛乳パックは元の形にして目玉クリップで留めます 
寒くなってきてから、色々工夫をしても、 生クリームに例えるなら六分立て位の固さだったのですが、 
スプーンで山盛りに掬えるほどの固さに出来上がります。 菌ちゃんが、元気!!って感じで嬉しいです。 
味もゆるゆるよりも、もちもちの方が濃くておいしいです。〜やよいさんより

提供してくださった中垣技術事務所さん、ケフィア倶楽部さんありがとうござました!

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